お別れ前の再読

かなり前から家の本棚の容量が逼迫している、というよりとっくの昔から溢れているので、書籍を何冊か売却してきました。その前に再度読んでみて、興味深かったものを記しておくと…

http://www.amazon.co.jp/dp/4023309583
ウルトラマンシリーズに出てきた話を使って、「正義とは何か?」について論じた本。一見正しいことにように見えても、前後の背景を知ればそうとは言い切れない…という例があることを考えさせられた。それはウルトラマンの各話だけでなく、現実社会においても…。
これを元にして学校の生徒に色々考えさせるという試みを筆者(学校の教員)は行なっており、その時に出てきた生徒たちの感想などが掲載されているのが興味深い。
この本を手に入れたのは、確か1年ほど前に観戦したビブリオバトルで誰かが薦めていたため。

http://www.amazon.co.jp/dp/4478015929
SEOのスタートアップ企業の社長が書いた、企業から倒産寸前、そこからの復活までの話。良くも悪くも社長の目線で書かれているので、(多少のバイアスはあるが)起業時の様々な苦労(実に様々なものがある)や、メンバーとの間で「ビジョンや価値観が合っている」ことの重要性を知ることができた。
この本を私が初めて読んだのは今の会社に入る前後で、その頃は書かれていることの実感があまり湧かなかったが、今なら書かれていることのいくつかが、とても良く分かってしまった(現職は会社全体で見ると結構な規模になったが、チーム(10数人)自体はほぼ1つのスタートアップ企業のように権限と責任があり、人的なこととか色々なことの悩みはある程度共通しているため)。

以上、個人的には印象に残った書籍ですが、(他にも複数冊含めて)手放してしまいました。
こういうとき電子書籍で持っていれば、本の物理的スペースの制約なく取っておけたのだがなぁ。