京のバス

私は学生時代は京都市内に住んでいました。
京都のバスで運賃(220 230円)を現金で支払う場合、料金投入口の近くにある両替機に1,000円札や500円玉を入れて、出てきた小銭群から220 230円をピックアップして投入口に入れる必要があります。

今は東京都内に住んでいます。
東京のバスで運賃(220円)を現金で支払う場合、料金投入口の近くにある両替機に1,000円札や500円玉を入れて、出てきた小銭群は運賃を支払ったお釣りになっており、改めて220円を投入口に入れる必要はありません!両替機に入れた時点で支払も同時に行っているということです。(←もはや両替機とは言えない気が…)

片方のバスの支払いシステムに慣れている状態でもう片方のバスに乗ると、料金の2重支払いor無賃乗車となるため注意が必要です。



さて、京都市内にお住まいの方(特に左京区)なら分かると思いますが、観光シーズンのバス(特に清水や祇園などの観光地を通る206系統)は大渋滞に巻き込まれて、歩いた方が速いということもあります。実はその渋滞の要因はバス自体という説もあります。路駐の多さやそもそもの車線数の関係で、実質的に使用できる車線数が1車線ずつという状況下で、停留所で停まって車の流れを止めてしまうため、このような説があります。
そして乗客が運賃を支払う時間が長いほど、より車の流れを止めてしまいます。特に両替を必要とする人が居ると、長時間の停車になってしまいます。
緩和方法として、東京のバスのように両替と支払いを同時に行う機械を導入する手もあるでしょう。
別の方法として、運賃を220 230円という中途半端な額ではなく、250円や300円という比較的キリの良い額にしても良いかと思います。硬貨が1 2枚減った分、支払いのスピードが僅かに上がります。どうせ観光客はバスの運賃が少々値上がりしようが関係なく払ってくれる(地理的な利便性や料金帯で、他の交通機関と直接は競合しない)ので、ついでに収益も上げてしまいましょう。定期代や回数券の料金だけ据え置いておけば、地元からの反発はそこまで大きくないかと。


支払いのスピード向上が渋滞にどれだけ影響するか、数理モデルを作って計算で出す方法を大学で学習したのですが、もはや忘れてしまいました。