Webサービスの会計

私が所属している企業では常に多数のWebサービスが運用or開発されているが、逆にひっそりと撤退するサービスも少なからず存在する。Webサービスを撤退(終了)するときに、会計上はどのような動きになるか考えみた。なお私は会計士などではないので、以下の記述は間違っているかもしれない。

Webサービスを単なるソフトウェアと考える場合、自社利用目的のソフトウェアと見ることができる。開発に要したコストは、将来の収益獲得や費用削減が確実な場合の制作費と見ることができるので、会計上は無形固定資産として計上される。ただ、サービスは開発したら終わりではなく、リリース後に相当量の改良・機能追加を行う(投じる人員も実はリリース前よりリリース後の方が多かったりすることもある)が、このために投じたコストについてはどうだろうか。手元の本には自社利用目的のソフトウェアの改良については書いていないが、市場販売目的ソフトウェアの通常の改良と同様に考えるなら、無形固定資産が膨れていく解釈になるのかもしれない。

有形固定資産(建物とか)と同様に、ソフトウェアも償却を減価償却を行う。定額法で5 or 3年で償却するらしい。また、残存価額はゼロと思われる。

償却期間よりも早くサービスをクローズする場合、未償却残高は(おそらく)除却損として処理することになるのでしょう。


ただ、個人的にはWebサービスは単なるソフトウェアと言うよりも、特に売上を作るものなら1つの事業として見たほうが良い気がする。私の所属している企業でどうなっているのか、財務部の人に聞いてみたいものだ(知り合いはいないけど)。