上野恩賜公園に行ってきた

タイトル通り、いわゆる上野公園に行ってきた。
上野公園には今まで何度か行ったことがあるが、今回の目的は諸事情により国立西洋美術館に行くため。この美術館自体にも何度か行ったことがあるが、企画展がない時期に行くのは初めて。現地で初めて知ったのだが、第2/4土曜日は無料観覧日であり、常設展のみ無料で入ることができた。都内の他の美術館に比べて元から入場料が安い(大人420円, 学生証を持つ身分(←私も3ヶ月前までそうだった)なら130円)のに、無料の日まであるとは…。

この美術館は、松方幸次郎(1865‐1950)氏が、若い画家たちに本物の西洋美術を見せるために、造船業で築いた財でヨーロッパで買い集めた作品を(紆余曲折を経て)展示しているものであり、常設展だけでも結構な数の絵画・彫刻が展示されている。以前ほどは作品に没頭できなくなっているが、それでも一周りすると目と頭が疲れた。
その後は、不忍池まわりを散策。蓮が池を覆っており一見しただけでは池のようには見えなかった(夏はもっと葉が茂っており、気持ち悪いくらいになる)。秋になってからまた来て、そのときは屋台で昼間からちびちび酒を飲みつつおでんを食べてみたい(笑)。

その後、何を思ったか池で手こぎボートに乗ってみた。ただ、以前手漕ぎボートに乗った時は、ひどく不安定で乗るだけでも一苦労だったのだが、この池では係員がボートをしっかりとホールドしてくれるので乗るのは簡単だった。しかもボート自体が安定している気がして、転覆の心配は全くなかった。しかし、限られた広さの池の中で、カップルや家族連れの手漕ぎボートやら足漕ぎボートやらスワンボート(←もちろん白鳥型の足漕ぎボートのことで、白色や黄色やピンク色のものがあった。どうでもいいが黄色の18番が複数艘あった気がする)や、何羽もの水鳥が縦横無尽に入り乱れるためかなり混雑しており、30分強いる間に2回くらい他の船と衝突した。岸に戻れなくなる心配はないがテクニックが要求され、初心者向きではない場所だったと思う。