私が愛したワークスペース群

社会人になって4年強の間、社会人をしながら博士号を取ったり、個人的にWebサービスを作ったり、社会人だとしばらく休職 or 退職して専念する人も少なくないというレベルの巨大すぎるタスク(←起業ではない)を抱えていたりと、私は平日の夜や休日に何かとデスクワークが多い状態が続いている。高校生の頃の私にとっては、自宅の自席が最も集中できる場所だったが、今はあまりパフォーマンスを発揮できない…。そのため渋谷を中心に、自宅以外の様々な場所で自分のタスクを行っている。
今回は、私が今まで使ってきた空間の中で印象に残っているものを書き連ねていく。なお、1回しか使っていないものや、やや情報が古いものも含まれているので注意!私と同じように、様々なタスクを抱える人の参考になれば幸いである。

パソコンを使った作業に向いている場所

1. 様々なカフェ
スタバなどは自分のタスクを行うために滞在する人が結構多い。ただ、個人的にはどうもスタバは落ち着けない…。ドトールやカフェベローチェサンマルクカフェはスタバより安く、喫茶室ルノアールや星乃喫茶店は落ち着ける。名曲喫茶(私は今までに出町柳と渋谷と神保町で見つけた)は音楽を聴く場所でありパソコンを使う場所ではない。
◯最も手軽
◯都市部なら都道府県や国を問わず、たいていの場所に存在する
△店を選ばないと長時間は滞在しにくい。

2. 京都大学 東京オフィス
JR品川駅のすぐ近くにある京大の施設の1つ。有料の会議室の他に、無料で使えるラウンジがあり、そこで作業を行うことができる。ラウンジには書籍が多少あって読むことも可能。
なお京大関係者(学生・教職員)のみが使用可能だが、事前に利用証を申し込んでおけば卒業生でも使用可能。京大関係者以外との同伴ができるかどうかは不明。
◯品川駅近くのオフィスビルの27Fのため、見晴らしが良い。
◯場所代は相当高いはずだが、無料で使える!
△日曜日は閉まっている。

3. 渋谷電源カフェ beez
文字通り電源を使えるカフェ。色々とイベントをやっていたり、グループで会議や勉強会などを開いている人が多く、聞こえてくる周りの会話が面白い。静かではないが、ちょうどいい雑音(?)。個人でも使えるが、グループで使うときに真価を発揮する場所。
◯周りの客層が面白い。若い起業家やMBAの勉強をしている人、Web系の人などが目立つ。
◯壁がホワイトボードなので会議には便利。
△渋谷店はグループで使うのに適した座席配置になっているため、1人で使っている時に混んでいると若干気まずいかも。銀座店は1人席もあるとのこと。

4. アークヒルズライブラリ
赤坂のアーク森ビル37Fにあるスペース。景色を見ながら、音楽が流れる空間で気軽に自分のタスクを進めたり、静かなワークスペースで自分のタスクに集中することができる。様々な書籍があり、それを読んで過ごすことも可能。
◯高層オフィスビルの最上階にあるため、景色は非常に良い。
◯カフェとワークスペースで雰囲気が異なり、その時に行いたい事や気分によって自由に選ぶことができる。
△赤坂・六本木エリアなので、近くに安く食事をできる場所があるかどうか…(探せばあるとは思うが)。

何かを本気で勉強するのに適した場所

5. 資格スクールLECの自習室
空き教室を自習室として設定されていることがあるが、これを使うには別料金を支払う必要がある。しかし一定額以上の講座を受講している人は、受付で申請すれば無料で利用許可証を手に入れることができる。
なお使える教室や時間帯は毎日異なる。電卓使用の可否で席・教室が分かれていることが多い。
◯講義の前後などに行き慣れた校舎で自習が可能
◯利用許可証は全国のLECで使用できるので、気分転換に別の教室を使ったり、旅行先の空き時間に現地の教室を使うことも可能。
△平日の夜や休日は、自習室が設定されていないor長時間は居ることができないことも意外と多い…。また設備のグレードは校舎によってかなりバラつきがある。

6. グランデスク渋谷
近年増えてきた有料自習室の1つ。有料自習室は、指定席を月極めで借りることになるため、自席に書籍やスリッパを置いておくことが可能。大学(院)受験や難関資格試験(司法試験・国家公務員I種試験・公認会計士試験など)を目指す人が籠るのに最適化された空間である。PCを使った作業をする場所ではない(ただし電卓は使用可能)。
渋谷近辺にもいくつか有料自習室が存在するが、ここはその中でもグレードが高い方である。
◯共用スペース(ラウンジ)やお手洗いにグレードの高いものを使用しており、落ち着いて休憩ができる。長時間籠ることになるので、結構重要なことでありパフォーマンスにも影響してくる。
◯電卓使用可と不可の部屋が分かれているので、使用可の方を使えば存分に電卓を使用できる。
△近辺の自習室よりグレードが高い分、価格も高い。

たまには環境を変えて…

7. ビジネスホテル
学会等での出張時の前泊などでは、会場近くのビジネスホテルを使うことになる。大抵の場合は電源やインターネットやデスクを使用できるので、自分のタスクを進めるのにも使える。
出張以外でも、都内のハイグレードなホテルに泊まって作業をするというのも気分転換には良い。
◯発表に使うスライドを最終確認するのにはタイミングとして良い。(←と言いながら、最終確認はおろかファイルを作ってすらおらず、スライドを作り始めるのが前夜or当日の朝ということも私は多かったが…)
◯朝食がバイキングのことが多く、朝から元気に出発できる。
△場所によっては冷暖房の効きが悪かったり、空気が乾燥したり、タバコの臭いが気になる。

8. 温泉旅館
ふらっと旅に出て、温泉に浸かったり付近を散策しながら自分の仕事(論文執筆など)を進めるのも、また乙なものである。(カンヅメならないケースの)昔の作家みたいな気分に浸ることができる。
◯気分転換には良い
◯温泉は気持ちいい
△ある程度の日数滞在したいが、当然宿代も高くなる。ここで下手にケチると残念なお宿になってしまうので、宿選びが難しい。また、ネット予約だけだと(宿の人が慣れていないためか)稀に予約が通っていないことがあるので、不安であれば電話で確認すること。

長距離移動中にも...

9. 東海道新幹線の指定席
東京〜京都・大阪エリアを移動する際に片道2時間ちょっと滞在する空間であるが、背の高い椅子とテーブルがあるため、実は作業にもうまく使える。普通車の場合、3列シートの真ん中の席には人が入る確率が低い(両サイドを他人に挟まれる席のため、基本的にこの列は避けられるので)ことを考えて、3列シートの通路側または窓側がおすすめ。私はC列を愛用している。
グリーン車は1人あたりの空間が広く、ヒーターで座席を暖めることができるので、特に疲れている時にはありがたみを感じる。もっとも、グリーン車料金は自腹で払うには高価すぎるが…(私はEX予約で貯めたポイントで乗っている)。
◯東京〜京都・大阪エリアは片道2時間ちょっと。集中するには長すぎず短すぎずの程よい時間。
◯席で眠ったり、車内販売で間食を買ったり、デッキでストレッチしたりと、休憩がしやすい。
△運が悪いと隣の人が残念な時がある。

10. JALのサクララウンジ
JMBのサファイアクラス以上の場合に無料で利用できるラウンジ。ソファに座ってタスクを進めたり、飲み物を飲んで休むことができる。より上級の会員用のダイヤモンド・プレミア・ラウンジも存在するが、あいにく私は入ったことがない(入れる身分に早くなりたいものだ)。
巡航中の航空機の中では、無線の電源を切ればパソコンを使用できる。
◯(タスクを進めることができるかどうかは別として)ビール飲み放題。那覇空港には泡盛もあった気がする。
◯新聞・雑誌を読むことができる
△使い方からして、そんなに長居する時間はないはず。